菅組では、皆様の住まいのご要望にお応えするとともに、プロならではの目線で、生活・家事動線やバリアフリー等を考えた知恵(アイデア)のあるリフォームをご提案しております。
お客様にとって思い入れのある大切な住まい。わたしたちは、そんな住まいの思い出や特長を生かしたプランのご提案を心がけています。
■ 高松市O様の場合
「チラシのデザインが気に入って」という理由から、菅組の見学会にご来場頂いたK様。その後定期的に見学会にお越し頂きました。今回リフォームをご依頼頂いた物件は、2010年に購入された母屋の隣の敷地の木造住宅。移築されて20年ぐらいのもので、彫刻家の作業場横の休憩所として使用されていたところを、娘様ご夫婦が住めるようにしたいということでした。
ご要望として挙げられた点は、「再生して活かしたい、雰囲気を大事にしたい」といった既存建物をできるだけ残したいというものでした。また、建築と物づくりに大変ご興味があるご主人様からは、吹き抜け、自然素材の使用、薪ストーブ設置、ランドスケープ等、こだわりのご要望も頂きました。
できるだけ既存のイメージをこわさない外観としました。南側に配置した大きな窓からは、自然豊かな広場を見て過ごすことができます。新しく制作したウッドデッキとパーゴラは、この外観の改修のポイントとなっています。夏の日差し対策として吹抜け部分の高い位置の窓にLow-eガラスを採用しています。
こちらも既存の雰囲気を壊さないよう、既存構造材を残し、足りない部分は補強するという建築方式を採用しました。室内には和紙・月桃紙など、できるだけ自然素材を使用しています。その他、ご主人様のご要望でもある2階吹抜け部分のギャラリースペースや薪ストーブを設けるなどして、自然派でこだわりの詰まった住まいを実現しました。屋根裏部屋のような、素朴な魅力のある空間をイメージしています。
制作キッチンや天板ウォールナットを採用し、人工的なものはできるかぎり使用していません。シンプルで使いやすい空間をコンセプトとしました。キッチン側からは南側の広場を臨み、リビングのようすや薪ストーブの炎を見ることができます。
「LIFAプランニングコンテスト」は、年に1度、リフォーム提案の質をより高いレベルに向上させるとともに、 優秀な事例のアイデアやノウハウを共有することを目的として、全国のライファ店から優れたリフォーム物件を募って行われます。
菅組は、このコンテストで最優秀賞(年1件)4回、優秀賞(年3件)1回、 審査員特別賞(年2件)1回、入賞(年8件)1回を受賞しております。