
風景となる建築
おだやかな瀬戸内の水面と点在する島々、やわらかな曲線を描くおむすび山、そこに暮らす人々の生活を支えてきたため池、時を刻み込みながら、自然に還っていくベーハ小屋…
ここ讃岐には、讃岐でしか出会えない風景が広がっています。それは、気候風土が育んだ必然の形。そんな讃岐の風景に似合う、風景の一部となる建築をつくることは、ものづくりを生業とする私たちにとって、与えられた使命だと思うのです。
地域、人々、その風土とともに木の家をつくる。それが、わたしたち菅組の家づくりです。
気候風土は自然や建物の形だけでなく、そこに住まう人々の気質も形成します。人とのつながりを大切にし、雨不足などの逆境に強いと言われるその気質は、そのままわたしたち菅組の気質にもつながっています。「住まい手と誠実に向き合い、永く住み継ぐことのできる住まいを粘り強くつくりあげる。」…それは、この讃岐に生きる企業として、大切に受け継いでいきたいと思う理念です。
