季節とともに移ろいゆく平屋の暮らし。
住宅にとって大切なのは、広さでは無く住まい手にとって心地よい居場所があること、豊かな暮らし方ができること。…川沿いの開けた土地にそっと佇むこの平屋の家は、風景の中に溶け込み、大地に接するように建っています。風通しを考慮した窓は、さわやかな風を運び、風景を楽しむ窓は、室内に明るさと開放感を生み出します。時間や季節の経過とともに、ゆっくりと移ろいゆく暮らしがここにはあります。左官職人と建て主さんが一緒に「かき落とした」外壁の風合い。素材そのものの色合いが美しい室内。細やかなひと工夫が添えられたオリジナル家具は暮らしに欠かせない存在です。